■ キーラムの特長
1. 優れた曲げ強さ
 キーラムは単板の繊維方向を平行に並べて積層しているので、軸材として最も優れた機能を有する木質構造部材です。特に横架材として使用した場合、垂直力(重力方向の固定荷重、積載荷重、積雪荷重等)に対して他材料と比べて最も高い曲げ許容応力度が設定されています。

 
2. 完全乾燥材
 エレメント(構成要素)の単板厚が通常2〜4mmと薄い為、乾燥が早く、均一で軸材の中でも最もよく内部まで乾燥された製品であり、不完全乾燥による木造建築物の施工後の狂いや割れ、接合部のガタ等の問題が著しく軽減されます。
 キーラムに使用する単板は含水率検査を行い合格したもののみを用いている為、製品含水率は12%以下となります。

 
3. バラツキが少ない材料
 キーラムは単板を幾枚も重ね合わせた材料なので、強度等の物性のバラツキが小さくなります。バラツキが小さいという事は平均値が同じでも下限値がバラツキの大きい材料よりも高いので許容応力度も高く設定されます。
 キーラムはもともとバラツキが小さいうえに、超音波によって単板のヤング率を全数検査している為、性能区分が明確です。

 
4. ロングスパンの直材が得られる
 小径木や間伐材など短い丸太からでも、単板を縦つぎにして連続させる事により、長尺、通直の製品が得られます。また、単板積層数を増減させることにより、用途に応じた厚さの製品が製造可能です。

 
5. 防腐、防虫、難燃など薬剤処理が容易
 防腐、防虫、難燃処理などの薬剤処理を、単板、接着剤、製品に施す事により、製材等よりも容易に行えます。
 弊社におきましても、防腐、防蟻処理を施した各種AQ製品があります。

  
 
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